多値論理研究会ニュース MMV VLL MMVV VVLL MM VV VV LL No.81 2013年 7月 MM VV VV LL 発行責任者: 井口 幸洋 MM VV VV LL 編 集 者: 穂積 隆広 MMMMM VVVV LLLL MMMMM VV LLLL 掲載事項 1. 第36回多値論理フォーラム開催案内 2. 第26回多値論理とその応用研究会報告 3. 第66回多値論理研究会委員会議事録 4. ISMVL2013レポート ------------------------------------------------------------------------ 1. 第36回多値論理フォーラム開催案内 (開催担当幹事:上浦尚武)  夏の日差しが緩み始めるころ,2014年NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の舞台の 一つである兵庫県姫路市にて,第36回多値論理フォーラムを開催いたします。 姫路市は交通の便がよく,全国いずれの都市からでも比較的スムーズにアクセス できます.会場となる姫路市市民会館は姫路駅から徒歩でも15分程度で到着し, また世界遺産である姫路城からも至近の距離に位置します.現在姫路城大天守は 修理中で登閣はできませんが,大天守を覆う素屋根の内部に見学用スペースと エレベータが設置され,今の期間以外では決してアクセスできない屋根および 外壁を外側から間近にご覧になれます.日本を代表する歴史的建造物の直近で, 世界最新の研究成果やアイデアをご発表・ご討議なさいませんか.皆様の積極 的な論文投稿とご参加を心よりお待ち申し上げます. ○開催日時:2013年9月14日(土)~15日(日) ○会場:姫路市市民会館 5階第一教室 〒670-0015 兵庫県姫路市総社本町112番地 URL:http://www.city.himeji.lg.jp/s30/2842800.html アクセス:http://www.city.himeji.lg.jp/s30/2842800/_8117/_8123.html 注)上記「アクセス」におけるwebページの交通案内では,神姫バス21番 および22番の発車は「神姫バス待合所西のりば」となっておりますが, 駅前再開発にともなう工事により,のりばが移動されている可能性が あります.のりばの正位置は直前にお知らせします. ○発表申込締切:8月 2日(金)  参加のみの方は(1)から(5)までの項目を,発表も申し込まれる方はすべての 項目をご記入の上,下記申し込み先へお申し込み下さい. (1) 氏名 (2) 所属 (3) 連絡先(電子メールアドレス,電話番号) (4) 参加資格(正員,一般,学生の別) (5) 懇親会参加の有無 (6) 講演題目 (7) 著者名および著者所属名 ○原稿提出締切:8月23日(金)  下記URLの執筆要領をご参考の上,原稿作成をお願いします.原稿は word もしくは pdf で下記申し込み先までメールでお送り下さい.  多値論理フォーラム原稿執筆要領:http://mvl.jpn.org/forum/36/authorkit.doc ○宿泊について:会場付近にも宿泊施設はございますが, JR姫路駅付近には より多くのビジネスホテルがございます.お手数ですが,宿泊ホテルの手配は 参加者各位にてお願い申し上げます. ○登録費:正員2,500円,学生1,000円 ○懇親会費:正員6,000円,学生:4,000円(予定) ○申し込み先・問い合わせ先: 上浦尚武 〒671-2280 兵庫県姫路市書写2167 兵庫県立大学大学院工学研究科電気系工学専攻 Tel&Fax:079-267-4918 e-mail:kamiura{at}eng.u-hyogo.ac.jp ------------------------------------------------------------------------ 2. 第26回多値論理とその応用研究会 報告 (開催担当幹事:永山 忍)  平成25年1月12日(土),13日(日)に,第2種研究会(第26回多値論理とその応用 研究会)が上智大学 四ツ谷キャンパス図書館8階会議室にて開催され,総勢で 延べ61名と例年に無い多数の参加者が集まりました.発表については,多値論 理を用いた画像処理技術やファジー推論の医療分野への応用事例などについて 計17件の発表が行われ,盛会のうちに終了すること ができました.ご発表頂いた皆様をはじめとする参加者の皆様方には改めて 御礼申し上げます.  なお,次回の第2種研究会(第27回多値論理とその応用研究会)は平成26年1月 11日(土),12日(日)に鹿児島にて開催の予定となっております.また,次回は 研究会後に合宿形式による研究打ち合わせ会の開催も検討しておりますので, 皆様の奮ってのご参加をお待ちしております. (座長 荒木智行(広島工業大学),幹事 永山忍(広島市立大学), 会場担当幹事 和保孝夫(上智大学)) ------------------------------------------------------------------------ 3. 第66回多値論理研究会委員会議事録 (庶務担当幹事 永山 忍) 日 時:平成25年1月13日(日) 12:00-13:00 場 所:上智大学 四ツ谷キャンパス(東京都千代田区紀尾井町 7-1) 3号館1階 136会議室 出席者:井口,巽,本間,荒木,淡野,穂積,上浦,中原,夏井,石塚, 笹尾,高木,羽生,町田,村中,弓仲,涌井,和保(敬称略) 永山(記) 計19名 議 事 [報告事項] 1.第26回 多値論理とその応用研究会開催状況 二種研幹事の永山から開催状況が以下のように報告された. ・発表件数:17件(講演時間:20分発表+5分質疑応答) ・参加者数:延べ61名(1/12: 31名,1/13: 30名) 2.第35回 多値フォーラム優秀論文発表賞・奨励賞の選定結果 技術担当幹事の本間先生より,2012年9月に開催された富山での多値論理 フォーラムの優秀論文発表賞・奨励賞が以下のように選出され,委員会の MLでメール審議の結果,承認された旨が報告された.賞状は懇親会(1/12) にて,井口委員長から受賞者全員に授与された. ・優秀論文発表賞:該当者なし(過半数を超える得票が無かったため) ・奨励賞: 「正規基底表現されたガロア体上の算術演算回路の形式的設計に 関する検討」 岡本広太郎,本間尚文,青木孝文(東北大学) 3.その他 特になし. [審議事項] 1.第36回(2013年9月) 多値論理フォーラムについて 開催担当幹事の上浦先生より,次回多値論理フォーラムの会場について, 当初予定していた姫路市国際交流センターの9/15の使用が市の行事と重なっ たため困難となり,会場を姫路市市民会館へ変更せざるを得なくなったこと が報告された.報告内容について審議が行われ,会場を初日(9/14)から市民 会館に変更することが承認された.開催概要は以下のとおり. ・会場:姫路市市民会館(姫路市総社本町 112番地) ・開催日程:2013年9月14日(土)~ 15日(日) ・参加・発表申込み締切日:2013年8月初旬(参考:2012年8月3日(金)) ・原稿締切日:2013年8月下旬(参考:2012年8月24日(金)) ・参加費(予定):正員 2,500円,学生 1,000円 ・懇親会費(予定):正員 6,000円,学生 4,000円 2.第27回(2014年1月) 多値論理とその応用研究会について 2種研座長の荒木先生および井口委員長より,2014年1月の第2種研究会に 関して以下の提案があり,承認された. ・開催候補地:鹿児島(県民交流センターまたは鹿児島大学) ・開催担当:中原啓貴 先生(鹿児島大学) ・開催候補日:平成26年1月11日(土)~ 12日(日) また,今回は,成人の日(1/13)を利用した合宿形式の研究打ち合わせ会( アフター研究会)の開催も検討して頂けることになった.この会については, 石塚先生にもご協力頂けるということなので,会場については,石塚先生と 開催担当の中原先生に一任することとなった. 3.第37回(2014年9月) 多値論理フォーラム開催候補地について 2014年の夏の多値論理フォーラムの開催候補地について議論され,村中 先生に関西方面(大阪か奈良)でご検討頂けることとなった. ・開催候補地:関西方面(大阪または奈良近辺) ・開催担当:村中徳明 先生(関西大学) 4.名誉員の推薦について 井口委員長より,以下の二名が名誉員に推薦され,承認された. ・町田元 先生(一橋大学をご退官) ・向殿政男 先生(明治大学をご退職) また,皆勤賞と精勤賞の規程についても見直しが議論され,名誉員は 皆勤賞の達成期間(10年)を半分(5年)とし,精勤賞の達成ポイント(フォー ラム参加を1ポイント,二種研参加を0.5ポイント)を2倍にすることと なった. 5.その他 特になし. ------------------------------------------------------------------------ 4. ISMVL2013レポート (Symposium Chair:和保孝夫)  2013年5月22-24日に富山市の富山国際会議場において、第43回多値論理国際 会議(ISMVL2013)が開催された。日本で初めてのISMVLが1983年に京都で開催 されて以来、今年は30年目に当たる。この間、仙台(1992年)、福岡(1998年)、 東京(2003年)、那覇(2009年)で開催され、今回で6回目となった。参加者 は93名(内海外からは16カ国35名)で、ここ3年間、漸増傾向にあるのは喜ば しい。プログラムは招待講演3件、特別講演1件、一般講演54件(プログラムで は56件であったが2件がNo Show)から構成され、活発な質疑が行われ、有意義 なシンポジウムとなった。  畑教授(兵庫県立大学)による”Computational Medical and Health Care Technology”と題する招待講演では、ファジイ論理の医療応用に関する最先端 の研究成果が紹介された。また、Martin Goldstern 教授(ウィーン工科大)の Lukasiewicz 論理に関する招待講演および木村博士(ローム株式会社)による 不揮発ロジックに関する招待講演が行われ、注目を集めた。さらに、富山国際 大学上坂教授による特別講演が企画され、地産地消の小水力発電に関する興味 深い取り組みが紹介された。  バンケット(ANAクラウンプラザホテル)とエクスカーション(五箇山と手 漉き和紙体験、高山の瑞龍寺)には90名近くが参加し、盛況であった。バンケッ トでは、日本開催30周年を祝い、明治大学の向殿先生による「日本における多 値論理研究の30年」と題する記念スピーチがあった。また、ISMVL2012最優秀 論文賞が「Analysis of Multi-State Systems with Multi-State Components Using EVMDDs」の著者である永山先生、笹尾先生、Butler先生に授与された。 長年のISMVLへの貢献に対して、Moraga先生にTCMVLから感謝状が授与された。 昨年新設された「Kenneth C. Smith Early Career Award for Microelectronics Research」賞がカルガリー大学(カナダ)のM. Rashdan氏に授与された。  今回は初めての試みとしてUSBメモリ形式の会議録を導入したが、コンパクト であり、好評であった。なお、座長用にはプリントを準備した。シンポジウム 初日には北日本新聞、富山新聞から記者取材があり、両紙の5月24日発行版で ISMVL2013の模様が紹介された。次回は2014年5月19日から21日にドイツBremen で開催される。また、プレナリセッションで2015年の開催地としてカナダの Waterlooが承認された。  最後になりましたが、現地で多大なご支援を頂きました中島先生、30周年 記念企画等でお骨折りを頂きました亀山先生、Local Chairの高木先生をはじめ、 各チェアの先生方、ご尽力頂きました実行委員会委員の皆様にお礼申し上げま す。大変ありがとうございました!