多値論理研究会ニュース MMV VLL MMVV VVLL MM VV VV LL No.86 2016年 8月 MM VV VV LL 発行責任者: 淡野 公一 MM VV VV LL 編 集 者: 穂積 隆広 MMMMM VVVV LLLL MMMMM VV LLLL 掲載事項 1. 第38回多値論理フォーラム報告 2. 第71回多値論理研究会委員会議事録 3. 第50回多値論理研究会年次総会議事録 4. 会計報告 5. 多値論理フォーラム優秀発表賞報告 6. 第29回多値論理とその応用研究会報告 7. 第39回多値論理フォーラム開催案内 8. 第72回多値論理研究会委員会議事録 9. ISMVL2016レポート ---------------------------------------------------------------------- 1. 第38回多値論理フォーラム報告 (開催担当幹事:河口万由香)  第38回多値論理フォーラムは,2015年9月11日・12日の2日間,北海道大学 フロンティア応用科学研究科棟および情報科学研究科棟にて開催され,34名の 参加者を得ました。一般講演のみ16件からなるプログラムは単調なものかと 危惧しておりましたが,巧みなプレゼンテーションと活発な質疑応答が相次ぎ, 大いに活気みなぎるフォーラムとなりました。また初日夜には札幌駅近くにて 懇親会が開かれ,学生さんも含めて25名が北海道の山海の幸をふんだんに盛り 込んだイタリア料理を堪能しつつ,終始なごやかな雰囲気の中で様々な話題を 語り合い交流を深めることができました。  今回はISMVL2016の会場視察やリハーサルを兼ねての開催であったため, フォーラム初日・総会・2日目と会場をはしごしたり,無線LAN環境のテスト を兼ねて無線ルータを増設したうえでeduroam臨時アカウントを発行し, 今回から始まった多値論理研究ノート電子体をダウンロードしていただいたり と,参加者の皆様には幾多の御不便をおかけしたにもかかわらず多大なご協力 を賜りました。  また,日本知能情報ファジィ学会北海道支部からは協賛金をいただき,さら に支部会員への会告通知などのご協力を得ました。残念ながらファジィ学会員 による講演発表は実現しませんでしたが,今後の協力体制に期待できるかと 存じます。  本フォーラムの成功を支えて下さった全ての方々へ,深く感謝いたします。 ---------------------------------------------------------------------- 2. 第71回多値論理研究会委員会 議事録 (庶務担当幹事:中原啓貴) 第71回多値論理研究会委員会議事次第 日時:2015年 9月 12日(土) 15:45~17:00 会場:北海道大学 フロンティア応用科学研究棟 2階セミナー室 報告事項 1.第38回 多値論理フォーラム開催状況    河口先生から多値論理フォーラムの開催状況が報告された.    ・発表件数:16件    ・参加者数:34人 2.ISMVL2015開催状況報告    弓仲先生からISMVL2015の開催状況が報告された.    ・発表件数:35件(投稿件数56件)    ・参加者数:56名(日本人参加者数19名) 3.ULSIワークショップ2015開催状況報告    中原からUSLI-WS2014の開催状況が報告された.    ・発表件数:10件     (うち、特別セッション1件、招待講演2件)    ・参加者数:31名 4.IEEE JETCAS報告    本間先生からIEEE JETCAS企画の状況が報告された.    予定通り出版される.    ・採録件数:9件(うち、日本からの採録4件)    ・投稿件数:32件 5.ISMVL2016(北海道大学)開催について   羽生先生からISMVL2016開催準備状況が報告された.   ・会場:北海道大学フロンティア応用科学研究棟   ・開催日:2016年5月18日~20日       (前回のご報告から10日前倒しになりました)   ・論文投稿締切日:11月1日(日)    ※現時点で、投稿締切日は11月20日まで延長されています。   ・最後の調整は来年1月の2種研究会開催後のISMVL準備委員会で行われる    予定 6.第29回 (2016年1月)多値論理とその応用研究会について   永山先生から第29回多値論理とその応用研究会について以下の提案があり,  承認された.   ・開催地:東北大学電気通信研究所 本館6階 大会議室     〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1   ・日時:2016年1月9日(土)、10日(日)   ・講演申込み〆切:2015年10月9日   ・原稿〆切:2015年11月27日 7.第39回 (2016年9月)多値論理フォーラムについて   平山先生から, 2016年9月の第39回多値論理フォーラムに関して以下の提案  があり, 承認された.   ・開催地:アイーナいわて県民情報交流センター     〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号   ・日時:2016年9月10(土)、11日(日)   ・開催担当:平山先生   ・講演申込み〆切:2016年7月29日   ・原稿〆切:2016年8月19日 審議事項 1.会計報告(本間先生) 2.会計監査報告(巽先生)  会計担当の本間先生から平成27年度の多値論理研究会予算(案)と  平成26年度の会計報告が行われ、会計監査担当の巽先生から  会計処理が適正に行われていることが報告され、承認された. 3.多値論理研究会新役員の選出について(淡野先生)  現委員長の淡野先生から次期多値論理研究会委員長に巽先生が  推薦されたことが報告され、全会一致で承認された. ---------------------------------------------------------------------- 3. 第50回多値論理研究会年次総会議事録 (庶務担当幹事:中原啓貴) 第50回多値論理研究会年次総会 日時:2015年 9月 12日(土) 17:00~18:00 会場:北海道大学 フロンティア応用科学研究棟 2階セミナー室 報告事項 1.第38回 多値論理フォーラム開催状況    河口先生から多値論理フォーラムの開催状況が報告された.    ・発表件数:16件    ・参加者数:34人 2.ISMVL2015開催状況報告    弓仲先生からISMVL2015の開催状況が報告された.    ・発表件数:35件(投稿件数56件)    ・参加者数:56名(日本人参加者数19名) 3.ULSIワークショップ2015開催状況報告    中原からUSLI-WS2014の開催状況が報告された.    ・発表件数:10件     (うち、特別セッション1件、招待講演2件)    ・参加者数:31名 4.IEEE JETCAS報告    本間先生からIEEE JETCAS企画の状況が報告された.    予定通り出版される.    ・採録件数:9件(うち、日本からの採録4件)    ・投稿件数:32件 5.ISMVL2016(北海道大学)開催について   羽生先生からISMVL2016開催準備状況が報告された.   ・会場:北海道大学フロンティア応用科学研究棟   ・開催日:2016年5月18日~20日       (前回のご報告から10日前倒しになりました)   ・論文投稿締切日:11月1日(日)    ※現時点で、投稿締切日は11月20日まで延長されています。   ・最後の調整は来年1月の2種研究会開催後のISMVL準備委員会で行われる    予定 6.第29回 (2016年1月)多値論理とその応用研究会について   永山先生から第29回多値論理とその応用研究会について以下の提案があり,  承認された.   ・開催地:東北大学電気通信研究所 本館6階 大会議室     〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1   ・日時:2016年1月9日(土)、10日(日)   ・講演申込み〆切:2015年10月9日   ・原稿〆切:2015年11月27日 7.第39回 (2016年9月)多値論理フォーラムについて   平山先生から, 2016年9月の第39回多値論理フォーラムに関して以下の提案  があり, 承認された.   ・開催地:アイーナいわて県民情報交流センター     〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号   ・日時:2016年9月10(土)、11日(日)   ・開催担当:平山先生   ・講演申込み〆切:2016年7月29日   ・原稿〆切:2016年8月19日 8.皆勤賞・精勤賞について   庶務担当の中原から, 今回は該当者がないことが報告された. 審議事項 1.会計報告(本間先生) 2.会計監査報告(巽先生)  会計担当の本間先生から平成27年度の多値論理研究会予算(案)と  平成26年度の会計報告が行われ、会計監査担当の巽先生から  会計処理が適正に行われていることが報告され、承認された. 3.多値論理研究会新役員の選出について(淡野先生)  現委員長の淡野先生から次期多値論理研究会委員長に巽先生が  推薦されたことが報告され、全会一致で承認された. ---------------------------------------------------------------------- 4. 会計報告 (会計担当幹事:本間尚文)   2014年度会計と2015年度予算案の資料をご希望の方は会計担当幹事の  本間までご連絡下さい. ---------------------------------------------------------------------- 5. 多値論理フォーラム優秀発表賞報告 (技術担当幹事:荒木智行,永山 忍)   第38回多値論理フォーラムにて発表された論文に対して,聴講した会員に  より投票が行われた結果,以下の論文に優秀論文発表賞と奨励賞が贈られる  こととなった.  ◇優秀論文発表賞  論文名:モーションキャプチャデイバスを活用した医療・ヘルスケア支援システム  著者名:弓仲康史,森智章,渡邉健太郎,長谷川信(群馬大学)  ◇ 奨励賞  論文名:SATを用いた不完全定義インデックス生成関数の変数厳密最小化法  著者名:笹尾勤,二三四一道,井口幸洋(明治大学) ---------------------------------------------------------------------- 6. 第29回多値論理とその応用研究会 報告 (開催担当幹事:永山 忍)  平成28年1月9日(土),10日(日)に,第2種研究会(第29回多値論理とその応用 研究会)が東北大学 電気通信研究所にて開催され,総勢で延べ53名と多数の参 加者が集まりました.発表については,亀山充隆先生(東北大学)の招待講演 をはじめ,多値論理を用いた高速回路設計技術やニューラルネットワークの応 用事例などについて計13件の発表が行われ,盛会のうちに終了することができ ました.ご発表頂いた皆様をはじめとする参加者の皆様方には改めて御礼申し 上げます.  なお,次回の第2種研究会(第30回多値論理とその応用研究会)は平成29年1月 に開催を検討しております.皆様の奮ってのご参加をお待ちしております. (座長 井口幸洋(明治大学),幹事 永山忍(広島市立大学), 会場担当幹事 羽生貴弘,鬼沢直哉(東北大学)) ---------------------------------------------------------------------- 7. 第39回多値論理フォーラム開催案内 (開催担当幹事:平山貴司)  秋風が爽やかな時期,盛岡にて,第39回多値論理フォーラムを開催いたしま す.会場の「アイーナ」は岩手県の文化交流施設であり,JR盛岡駅前というア クセスの良いところに位置します.盛岡のホテルや観光名所は,盛岡駅前(市中 心部)に集まっており,観光にも便利です.ゆかりの童話作家である宮沢賢治の 代表作「銀河鉄道の夜」の面影を残す盛岡に集い,日頃の研究成果やアイデア を発表し,意見交換なさいませんか.皆様の積極的な論文投稿とご参加を心よ りお待ち申し上げます. ○開催日時:2016年9月10日(土)~11日(日) ○会場:いわて県民交流センター アイーナ 8階812会議室   〒020-0045岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号   URL: http://www.aiina.jp/   アクセス: http://www.aiina.jp/access/access.html ○発表申込締切:7月29日(金) 参加のみの方は(1)から(6)までの項目を,発表も申し込まれる方はすべての 項目をご記入の上,下記申し込み先へお申し込み下さい.   (1) 氏名   (2) 所属   (3) 連絡先(電子メールアドレス,電話番号)   (4) 参加資格(正員,一般,学生の別)   (5) 予稿集印刷体の購入の有無(会場費捻出のため,印刷体の購入を     歓迎します)   (6) 懇親会参加の有無   (7) 講演題目(仮でもかまいません)   (8) 著者名および著者所属名 ○原稿提出締切:8月19日(金) 下記URLの執筆要領をご参考の上,原稿作成をお願いします.原稿は word もしくは pdf で下記申し込み先までメールでお送り下さい. 多値論理フォーラム原稿執筆要領:http://mvl.jpn.org/forum/format.html ○宿泊について:ホテルは盛岡駅前(市中心部)に集まっており,手頃な価格帯 のビジネスホテルも豊富です.お手数ですが,宿泊ホテルの手配は参加者各 位にてお願いします. ○無線LAN環境について:フォーラム1日目のみ,会場の無線LANに接続可能に する予定です.当日のみ有効の臨時アカウントを会場にてお知らせします. 注意点として,会場の無線LANはフィルタリングが厳しく,Web閲覧はできま すが,SMTPやPOPですら通らないらしいですので,利便性は期待しないでくだ さい. ○参加登録費:正員一般 2,000円(予定).学生無料. ○予稿集(研究ノート):印刷体 2,000円(予定),電子体 無料 会場費捻出のため,印刷体の購入を歓迎します.印刷体は購入申込部数 のみ簡易製本により製作します.事前参加申込時に購入希望記載のない場合 もしくは当日受付の場合は,印刷体をご用意いたしかねますのでご了承願い ます.電子体はフォーラム開催直前に公式ページより各自ダウンロードする 方式となります. ○懇親会費:正員一般 6,000円,学生 4,000円(予定) ○主催:多値論理研究会 http://mvl.jpn.org/ ○申し込み先・問い合わせ先: 平山貴司 〒020-8551 岩手県盛岡市上田4-3-5 岩手大学 理工学部 システム創成工学科 知能・メディア情報コース 電話:019-621-6377(FAX兼用) E-mail:hirayama{at}cis.iwate-u.ac.jp ---------------------------------------------------------------------- 8. 第72回多値論理研究会委員会議事録 (庶務担当幹事:中原啓貴) 第72回多値論理研究会委員会 日時:2016年 1月 9日(土) 12:00~14:00 会場:東北大学電気通信研究所 報告事項 1.多値論理とその応用研究会開催状況    羽生先生から多値論理フォーラムの開催状況が報告された.   ・発表件数:13件(うち、亀山先生の招待講演1件) 2.ISMVL2016開催状況報告    弓仲先生からISMVL2016の開催状況が報告された.   ・投稿件数67件 3.ULSIワークショップ2016開催状況報告    中原からUSLI-WS2016の開催状況が報告された. 4.第39回多値論理フォーラムについて    平山先生から多値論理フォーラム(岩手開催)の準備状況が報告された.   ・開催地:いわて県民交流センター アイーナ    〒020-0045岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号   ・日時:2016年9月10日(土)、11日(日)   ・講演申込み〆切:2016年7月29日   ・原稿〆切:2016年8月19日 5.ISMVL2017について    町田先生からISMVL2017の準備状況が報告された. 6.多値論理フォーラム優秀発表賞・奨励賞の選定結果報告    荒木先生から昨年の多値論理フォーラムでの受賞結果が報告された.   ・優秀発表賞 弓中先生(群馬大学)   ・奨励賞 二三四一道(明治大学) 7.MVL-TCに関して    羽生先生からMVL-TCの選出について報告があり,カナダWaterloo大学の   Vincent先生が選出されたとの報告があった. 8.JETCASに関して    本間先生からJETCASの出版状況について報告があり,IEEEから   チュートリアル論文を要求されたため, 出版が3月にずれ込む見通しで   あることが報告された. 審議事項 1.次回以降の研究会の開催に関して   次回以降の多値論理研究会の開催場所に関して審議が行われ   ・第39回多値論理フォーラム(2016年9月開催) … 岩手(確定)   ・第30回多値論理とその応用研究会(2017年1月開催)…金沢    高木先生が世話役になる予定で調整中.   ・第40回多値論理フォーラム(2017年9月開催) … 関西    村中先生が世話役になる予定で調整中.  で調整することになった. 次回フォーラムで審議を行い, 確定する予定である. ---------------------------------------------------------------------- 9. ISMVL2016レポート (Symposium Chair:羽生貴弘)  2016年5月18~20日に札幌市の北海道大学において,第46回多値論理国際シン ポジウム(ISMVL2016)が開催された.日本でのISMVL開催は,1983年京都から 始まり,仙台(1992年),福岡(1998年),東京(2003年),那覇(2009年), 富山(2013年)と日本列島各所で開催され,今回7回目(北海道では初)となっ た.参加者は19カ国から82名であり,ここ3年間で最多数の参加者となった. プログラムは招待講演4件,一般講演45件(うち1件がNo Show)から構成されて おり,活発な質疑を交えた有意義なシンポジウムとなった.  山ノ井高洋氏(北海学園大学・教授)による“Elucidation of Brain Activities by Electroencephalograms and its Application to Brain Computer Interface”と題する招待講演,長谷山美紀氏(北海道大学・教授) による“Realization of Associative Image Search: Development of Image Retrieval Platform for Enhancing Serendipity”と題する招待講演,湊 真一氏(北海道大学・教授)による“Power of Enumeration---BDD/ZDD-Based Techniques for Discrete Structure Manipulation”と題する招待講演,およ びW. T. Ng氏(カナダ・トロント大学・教授)による“SPRUCE, an Embedded Compact Stack Machine for IGBT Power Modules”と題する招待講演が行われ, 注目を集めた.  バンケット(京王プラザホテル札幌)とエクスカーション(余市蒸留所見学・ 小樽観光)には80名近くが参加し,盛況であった.バンケット時には各種の賞 授与式も行われ,「ISMVL2015最優秀論文賞」が“Lazy Clones and Essentially Minimal Groupoids”の著者である町田元氏(一橋大学・名誉教授)と T. Waldhauser氏(ハンガリー・Szeged大学)に,「Kenneth C. Smith Early Career Award for Microelectronics Research賞」が鬼沢直哉氏(東北大学・ 助教)に,「Student Travel Award」がZ. Alwardi氏(ドイツ・Bremen大学) に,それぞれ授与された.  次回のISMVLは,2017年5月22~24日の期間,Novi Sad(セルビア)で開催さ れる.また,プレナリーセッションにて2018年ISMVL開催地として,Linz (オーストリア)が提案・承認された.  末筆ながら,現地で多大なご支援を頂きましたLocal Arrangement(LA)担当 の高橋康夫氏(LA Chair,北海道大学・教授),河口万由香氏(LA Vice Chair, 北海道大学・准教授),植村哲也氏(北海道大学・教授)をはじめ,各担当 Chairの先生方,ご尽力頂きました全ての実行委員会委員の皆様に心よりお礼 申し上げます.本当にありがとうございました.