多値論理研究会

多値論理研究会ニュースNo.90

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      多値論理研究会ニュース

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          MM VV      VV LL                     No.90  2018年 7月
          MM  VV    VV  LL                     発行責任者: 荒木 智行
          MM   VV  VV   LL                     編 集 者: 中原 啓貴
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掲載事項
  1. 第41回多値論理フォーラム開催案内
  2. 第28回多値論理とその応用研究会報告
  3. ISMVL2015レポート
  4. 第76回多値論理研究会委員会議事録



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1. 第41回多値論理フォーラム開催案内
                                          (開催担当幹事:荒木智行)

 昨年の関西大学 村中先生が開催された奈良県明日香村でのフォーラムに
引き続き、今年は広島市内の瀬戸内海の眺望できる温泉施設にて合宿形式で
多値論理フォーラムを開催させていただきたいと思います。


○開催日時:2018年9月15日(土)~17日(日)

○会場:天然温泉・クアハウス 神田山荘
    URL:  http://www.kandasansou.jp/
    広島駅から無料送迎バスが出ます。

○発表・参加申申込締切:8月6日(月)
 合宿形式となります.宿泊の情報は別途メールでご案内します.
 (宿泊は必ず神田山荘にしてください.)
 参加のみの方は(1)-(6)を,発表される方は
以下のフォームにすべてを記入してメールでお送りください.

--------------(フォーム)---------------
宛先:広島工業大学 荒木智行
E-mail: t-araki{at}cc.it-hiroshima.ac.jp
(アットマークを正しく書き換えて送ってください)
  (1) 氏名
  (2) 所属
  (3) 連絡先(電子メールアドレス,電話番号)
  (4) 参加資格(正員,一般,学生の別)
  (5) 研究ノート(印刷体)購入の有無
  (6) 懇親会参加の有無
  (7) 講演題目
  (8) 著者名および著者所属名
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○原稿提出締切:9月6日(木)
 下記URLの執筆要領をご参考の上,原稿作成をお願いします.原稿は word 
もしくは pdf で下記申し込み先までメールでお送り下さい. 
 多値論理フォーラム原稿執筆要領:http://mvl.jpn.org/forum/format.html

○参加登録費:2,000円(名誉会員は無料)

○資料代:印刷体 2,000円,電子体 無料
  印刷体は購入申込部数のみ製作いたします.事前参加申込時に購入希望
  記載してください.電子媒体は会場で配布します.PCをご用意ください.

○主催:多値論理研究会
    http://mvl.jpn.org/

○申し込み先・問い合わせ先:
  荒木智行
  〒731-5193 広島市佐伯区三宅2-1-1
  広島工業大学 工学部 電子情報工学科
  t-araki{at}cc.it-hirohima.ac.jp
  082-921-3121(内3020)


2. 第31回多値論理とその応用研究会 報告
                                           (開催担当幹事:永山 忍)

 平成30年1月6日(土),7日(日)に,第2種研究会(第31回多値論理とその応用
研究会)が明治大学生田キャンパスにて開催され,総勢で延べ63名と多数の参
加者が集まりました.発表については,多値論理を用いた高速回路設計技術や
ニューラルネットワークの応用事例、医用技術やプライバシー保護への応用な
どについて計20件の発表が行われ,盛会のうちに終了することができました.
ご発表頂いた皆様をはじめとする参加者の皆様方には改めて御礼申し上げます.
 なお,次回の第2種研究会(第32回多値論理とその応用研究会)は平成31年1月
に東京都目黒区(東京工業大学)での開催を検討しております.皆様の奮って
のご参加をお待ちしております.

                   (座長 淡野公一(宮崎大学),幹事 永山忍(広島市立大学),
                             会場担当幹事 笹尾勤、井口幸洋(明治大学))


3.ISMVL2018レポート
                                 (MVL-TC Vice-Chair:弓仲 康史)

2018年5月16-18日、オーストリアのLinzにおいて、第48回多値論理国際会議(ISMVL2018) が
開催された. 初のオーストリア開催のISMVLであり、73名(内日本人19名)の参加のもと、招待講演3件、
一般講演44件の活発な討論がJohannes Kepler University大学にて行われた. 招待講演3件は、
Instantaneous and Near-Instantaneous Learning Network(Subhash Kak)、From Binary to Ternary 
 and Fuzzy Logic in Molecular and Nanoscale Systems(Konrad Szacilowski)、 
Bent Functions: Results and Applications to Cryptography(Natalia Tokareva)の3件であり、
代数、論理、応用の多岐にわたる興味深い内容であった. 
 また、ISMVL会議の前日にULSIワークショップが開催され、招待講演における最先端の
研究紹介などに対し活発な議論が交わされた. 
 バンケットのAwardセレモニーにおいて、「Outstanding Contributed Paper Award」が
Tamas Waldhauser先生グループ、「Long Term Contribution Award」がJon Butler先生にそれぞれ授与された. 
また、若手のハードウェア関連の研究者に贈られる「Kenneth C. Smith Early Career Award for 
Microelectronics Research」賞はMathias Soeken先生に授与された. 
 今回のISMVLは、充実した議論と共に、Linzの美しい市街を一望できる山頂の教会を巡る
エクスカーションおよびドナウ川クルーズディナーなどの行事が提供された。また、きめ細かな応対や
ISMVLロゴ入りのグッズなど現地スタッフによる「おもてなし」が随所に感じられる会議であり、
参加者に大変好評であった. Symposium ChairのRobert Wille先生に改めて感謝したい. 
 次回のISMVLは、2019年5月21-23日にカナダのFrederictonで開催される. また、50周年となる
ISMVL2020が宮崎で開催されることが承認された. 



4.第76回多値論理研究会委員会 議事録
                         (庶務担当幹事:夏井 雅典)

日時:2018年 1月7日(日) 12:35~14:00
会場:明治大学 生田キャンパス

報告事項
1 多値論理とその応用研究会開催状況
  井口先生から第31回多値論理とその応用研究会の開催状況が報告された.
  ・発表件数:20件
  ・参加者数:63名(のべ数)

2 多値フォーラム優秀発表・奨励賞の選定結果報告
  永山先生から昨年の多値論理フォーラムでの受賞結果が報告された.
  ・優秀発表賞 永山先生(広島市立大学)
  ・奨励賞 田中優作(関西大学)

3 ISMVL2018の投稿状況
  弓仲先生からISMVL2018の投稿状況が報告された.
  ・投稿件数72件
  今回から査読方法が Double-blind review となったことが報告された

4 ULSIWS2018開催準備状況
  夏井からULSIWS2018の準備状況が報告された.
  また,多値論理研究会より補助金を出すことについて了承された.

5 第41回(2018年)多値論理フォーラム開催準備状況
  荒木先生から多値論理フォーラム(広島開催)の準備状況が報告された.
  ・開催地:天然温泉・クアハウス 神田山荘
   〒732-0068 広島市東区牛田新町一丁目16番1号
  ・日時:2017年9月15日(土)~17日(月)
  昨年と同様,合宿形式での開催を企画していることが報告された.

6 皆勤賞・精勤賞について
  夏井から前回多値論理フォーラムにおいて弓仲先生が皆勤賞の条件に
  達したことが報告された.

7 その他
  IEEE-TCの財政に伴いIEEE-TCとTC-MVLの関係の変化が懸念されており,
  多値論理研究会としてどのように対応するか,後日議題にすることとした.


審議事項
8 第42回(2019年9月)多値論理フォーラム開催候補地について
  淡野先生から,ISMVL2020の開催候補地が宮崎となっていること,
  これにともない多値論理フォーラムの開催地も宮崎にしたい旨が
  提案され,承認された.
  ホテルメリージュを会場の第一候補をとして調整することとなった.

9 次回(2019年1月)多値論理とその応用研究会について
  東工大・大岡山キャンパスにて開催することが確認された.
  センター試験の日程を確認の上,1/12~13を開催日にすることとした.
  また,同期間にISMVL2020の実行委員会を開催することが確認された.

10 ISMVL2020のProposalについて
  ISMVL2018にて宮崎開催のProposalを出す必要があることが確認された.

11 次期委員長について
  淡野先生から,多値論理とその応用研究会の次期座長(淡野先生の後任)として
  河口先生を推薦することが報告され,承認された.
  次期幹事は後日選定することとした.

12 受賞者リストについて
  中原先生から,多値論理研究会のホームページにこれまでの優秀発表賞・
  奨励賞受賞者のリストを掲載することが提案され,承認された.
  案を仮作成し,運営委員による確認を経てから公開することとした.

以上.