多値論理研究会ニュース MMV VLL MMVV VVLL MM VV VV LL No.94 2021年 4月 MM VV VV LL 発行責任者: 永山 忍 MM VV VV LL 編 集 者: 平山 貴司 MMMMM VVVV LLLL MMMMM VV LLLL 掲載事項 1. 第44回多値論理フォーラム開催案内 2. 第34回多値論理とその応用研究会報告 3. ISMVL2020レポート 4. 第82回多値論理研究会委員会議事録 5. 多値論理とその応用研究会論文賞報告 ------------------------------------------------------------------------ 1. 第44回多値論理フォーラム開催案内    (開催担当幹事:中原 啓貴) お世話になっております。東京工業大学の中原です。 COVID-19の状況を判断した結果, 2021年度第44回多値論理フォーラムはオンラインで 開催します。多くの皆様方のご参加を,心よりお待ちしております。 ■ 開催日時:2021年9月11日(土) 〜 12日(日) ■ 会場:オンライン(Zoomを予定しています) ■ 発表申込締切:8月9日(月)   以下のフォームを記入し,中原(nakahara{at}ict.e.titech.ac.jp)までお送りください。 ----------------------------------------------------------------------------   講演題目:   著者:   ご所属: ---------------------------------------------------------------------------- ■ その他  多値論理研究委員会、総会もオンライン開催です。 ○申し込み先・問い合わせ先: 中原 啓貴 〒152-8552東京都目黒区大岡山2-12-1南3号館 S3-59 東京工業大学工学院情報通信系情報通信コース Phone: 03-5734-2919 E-mail: nakahara{at}ict.e.titech.ac.jp ------------------------------------------------------------------------ 2. 第34回多値論理とその応用研究会報告    (幹事:平山 貴司)  令和3年1月9日(土)に,第2種研究会(第34回多値論理とその応用研究会)がオ ンライン開催され,33名と多数の参加者が集まりました.研究会では,多値論 理を用いたデジタル/アナログ回路設計技術や医療への応用事例,データ解析 や機械学習への応用などについて計8件の発表が行われ,盛会のうちに終了す ることができました.ご発表されました皆様をはじめとする参加者の皆様方に は改めて御礼申し上げます.  なお,次回の第2種研究会(第35回多値論理とその応用研究会)は2022年1月に 東京理科大学神楽坂キャンパス(東京都新宿区)での開催を検討しております. 皆様の奮ってのご参加をお待ちしております. (座長 弓仲 康史(群馬大学),幹事 平山 貴司(岩手大学), オンライン開催担当幹事 長田 康敬(琉球大学)) ------------------------------------------------------------------------ 3. ISMVL2020レポート (ISMVL2020 Program Chair TCMVL Chair:弓仲 康史)  2020年11/9〜11日,コロナ禍の影響で5月から延期されたISMVL2020(Symposium Chair:畑豊先生,Program Chair:弓仲)が,ハイブリッド(会場の宮崎ホテルメリージュでの現地実施とZoomによるオンライン参加)で開催された.84名(対面27名,オンライン57名(内日本より計41名))の参加のもと,招待講演3件および代数,論理設計,回路,応用等12セッションの一般講演(計52件)の活発な討論が行われた.  招待講演は,Quantum Annealing and Its Application to Real World (Masayuki Ohzeki (Tohoku University)),Digital Annealer: A Stochastic Search for Global Optimum (Ali Sheikholeslami (University of Toronto)),Boolean Logic Networks for Machine Learning (Alan Mishchenko (University of California Berkeley))の3件であり,量子コンピュータの原理と応用,機械学習のための論理設計など,多岐にわたる最新の研究動向が紹介された.また,ISMVL会議終了後,ULSIワークショップが開催され,ハードウェア関連の最先端の研究発表に対し活発な議論が交わされた.  50周年記念となる今回のISMVLは,完全オンライン実施等,種々の開催形態が実行委員会において議論されたが,最終的にハイブリッドでの開催が実現できた.50周年企画として,TCMVL Chiair の弓仲より,過去のISMVL の歴史や統計(実施場所,参加回数,著者ごとの投稿論文数等)が詳細なデータや写真と共に紹介された.さらに,50 周年祝福ビデオメッセージの紹介やKC Smith先生の88歳の米寿祝なども併せて実施された.  最終日のプレナリーセッションのAward セレモニーにおいて「Outstanding Contributed Paper Award」が笹尾勤先生へ,「Long Term Contribution Award」が和保孝夫先生とRadomir Stankovic 先生にそれぞれ授与された.また,若手のハードウェア関連の研究者に贈られる「Kenneth C. Smith Early Career Award for Microelectronics Research」賞は鈴木大輔先生に授与された.  次回のISMVL2021(Symposium Chair:Martin Lucak先生,Program Chair: 永山忍先生)は,2021年5月25〜27日にカザフスタンの首都であるヌルスルタン(旧称アスタナ) 開催が予定されていたが,完全オンライン開催へと変更となった(詳細はWeb ページhttp://www.mvl.jpn.org/ISMVL2021).また,ISMVL2022 は米国のダラス(テキサス)で開催されることが承認された. ------------------------------------------------------------------------ 4. 第82回多値論理研究会委員会議事録 (庶務担当幹事:飯島 洋祐) 日時:2021年 1月9日(土) 12:30〜13:15 会場:オンライン 報告事項 1 多値論理とその応用研究会開催状況  平山先生より本研究会の開催状況が報告された.  ・開催日:2021年1月9日  ・場所:オンライン  ・発表件数:8件  ・参加者数:33名 2 多値フォーラムMVL優秀論文賞・論文賞の選定結果報告  夏井先生から前回フォーラムでの受賞結果が報告された.  ・優秀論文賞 該当なし  ・論文賞 山本輝弥(小山高専) 3 ISMVL2020の開催結果報告  畑先生、淡野先生、高木先生より、ISMVL2020の開催結果が報告された.  畑先生より開催結果が報告された.  ・Invited talk:3 talks  ・Regular Sessions:44 papers  ・Special Sessions:8 papers   (Medical & Healthcare Systems)  ・Presented paper:52件  淡野先生から会場関係の報告があり,新型コロナ感染症下での会場運営の結果等が報告された.  高木先生から会計の報告があり,ISMVL2020開催における費用面の収支が報告された. 4 ISMVL2021の開催状況報告  永山先生よりISMVL2021の開催準備状況が報告された.  ・現状の投稿件数:45件(1/9現在) 5 ULSI WS2021の開催準備状況  夏井先生よりULSIWS2021の開催準備状況が報告された.  ・ISMVL2021同様にオンライン開催  ・次回ULSIWSはオーラルセッションのみ開催を予定  ・発表申し込みし易さにも考慮し、発表申し込み時はアブストラクト(1ページ)投稿  ・Martin先生より,ULSIとRM.とのジョイントの可能性を検討したいとの連絡 6 第44回多値論理フォーラム開催準備状況  次回フォーラムの会場担当幹事の中原先生より次年度第44回多値論理フォーラムの開催準備状況が報告された.  日時:9月11日〜12日  会場:東京工業大学田町キャンパス (オンライン開催もしくはハイブリッド開催も含め、7月フォーラム募集案内時に最終判断) 7 その他   なし 審議事項 8 次回以降の多値論理とその応用研究会  弓仲先生、宮内先生より以下の報告があり,了承された.  ・令和4年1月8日-9日 東京理科大学 神楽坂キャンパスを予定  (会場の予約状況を確認し、記念講堂を確保する計画)  ・会場の予約状況および費用面などを確認し、宮内先生より弓仲先生へ報告  ・開催時期がまだ先なので,オフラインでの開催を期待し計画し、時期が近づいてきたら状況を判断しオンライン等の必要性を検討 9 第45回(2022年9月)多値論理フォーラム開催候補地  永山先生より以下の提案があり,了承された.  ・第1候補を会津方面、第2候補を瀬戸内方面で合意  ・会津大学 鈴木先生に開催幹事を打診・ご内諾頂いた 10 その他   なし 以上. ------------------------------------------------------------------------ 5. 多値論理とその応用研究会論文賞報告 (技術担当幹事:夏井 雅典) 第34回多値論理とその応用研究会(2021年1月開催)にて発表された論文に対して,聴講した会員により投票が行われた結果,以下の論文にMVL論文賞が贈られることとなった.MVL優秀論文賞については,規定の得票を満たさなかったため今回は該当者なしとなった. MVL論文賞: HMDとハンドトラッキングデバイスを連携させたVR空間上指鼻試験・指追い試験評価システム 五木田直樹,弓仲康史,佐藤正行,塚越設貴,池田佳生(群馬大学)