多値論理研究会

多値論理研究会ニュースNo.57

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     多値論理研究会ニュース

       MMV          VLL
       MMVV        VVLL 
       MM VV      VV LL                     No.57  1999年10月
       MM  VV    VV  LL                     発行責任者: 涌井文雄
       MM   VV  VV   LL                     編  集  者: 淡野公一
    MMMMM    VVVV    LLLL                               穂積隆広
    MMMMM     VV     LLLL

1. 委員長挨拶

委員長就任のご挨拶 (日本大学 涌井)

  去る8月、韓国で開催されました多値論理研究会総会で、
前委員長の村中徳明先生の後任として、平成11年10月よ
り平成13年9月までの2年間、委員長を拝命いたしました。
つきましては、微力ながらこの大任を果たす所存ですので、
皆様には特段のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し
上げます。
  ご承知のように、去る1997年には多値論理フォーラム
第20回記念冊子を発行し、さらに本年8月には日韓合同多
値論理シンポジュウムの開催など、最近の本研究会は発展の
一途を辿っております。これも、歴代委員長とその委員会の
下で培われた業績や経験などと自由闊達な雰囲気によると
ころ大であると考えます。従いまして今後も、これらに立脚
して、従来からの運営方針に心がけると同時に、会員の皆様
のための研究支援体制や企画を模索していく必要があると
考えています。さらにここでは、活発に研究活動する、優れ
た若手会員に対する研究支援者層の充実にも着目する必要
があると思われます。これらに向けて、研究会の新役員には、
2.に示す各種委員の皆様より、快諾を頂いております。
  新しい時代は、来る2000年1月開催の第2種研究会(会
場:明治大学)から始まり、さらに7月の多値論理フォーラ
ム(草津開催予定)...へと続いて行きます。新委員会は、
まず未来を信じて、最初の一歩を、皆様と歩みたいと存じま
す。つきましては、皆様のご支援とご協力を、重ねて、お願
い申し上げます。
 以上、略儀ながら、ご挨拶申し上げます。同時に、皆様の
一層のご発展とご健康をお祈り申し上げます。

2. 新役員紹介 (任期: 平成11年10月~平成13年9月)

   委員長          涌井  文雄           (日本大学)
   庶務担当幹事    菊池  浩明           (東海大学)
   技術担当幹事    青木  孝文           (東北大学)
   広報担当幹事    淡野  公一           (宮崎大学)
   広報担当幹事    穂積  隆広           (兵庫大学)
   会計担当幹事    弓仲  康史           (群馬大学)

   委員            畑  豊               (姫路工業大学)
   委員            羽生  貴弘           (東北大学)
   委員            高木 昇             (富山県立大学)
   委員            松本  政之           (東洋大学)
   委員            山本  喜則           (高崎経済大学)
   委員            長田  康敬           (琉球大学)
   委員            和保  孝夫           (上智大学)
   委員            土屋  嘉章           (立命館大学)
   委員            川口万由香           (北海道大学)
   委員            宮川  正弘           (筑波技術短期大学)
   委員            荒木  智行           (神奈川工科大学)

   会計監事        今西 茂             (関西大学)   

   オブザーバー    北橋  忠宏           (大阪大学)
   オブザーバー    樋口  龍雄           (東北大学)
   オブザーバー    向殿  政男           (明治大学)
   オブザーバー    石塚  興彦           (宮崎大学)
   オブザーバー    亀山  充隆           (東北大学)
   オブザーバー    笹尾  勤             (九州工業大学)
   オブザーバー    町田  元             (一橋大学)
   オブザーバー    中島  恭一           (富山県立大学)
   オブザーバー    村中徳明             (関西大学)

3. 「First Korea-Japan Joint Symposium on Multiple-Valued Logic
     (兼 第22回多値論理フォーラム)」報告 (富山県立大学 高木)

  去る8月27日~28日の2日間, 韓国慶州の慶州教育文化会館(Kyongju
Education Culture Center)において第1回日韓共同多値論理シンポジウム
(First Korea-Japan Joint Symposium on Multiple-Valued Logic)が, 多値論
理研究会および韓国の多値論理研究者グループとの共催で開催された. 一般講
演は34件, 内日本から19件, 韓国から15件であった. また, Special Speech 
として上智大学の和保先生から ISMVL99 の報告がなされた. 参加者は, 日本
から36名, 韓国からもほぼ同数で約35名であった. 今回のシンポジウムは韓国
側座長 鄭丸黙(Hwan-Mook Chung)先生および韓国側幹事 成賢慶(Hyeon-Kyeong
Seong)先生を始めとする韓国側実行委員の多大な御尽力により盛会に終了した.
この場をお借りして感謝の意を表します. なお, 今回の日韓共同多値論理シン
ポジウムは第22回多値論理フォーラムと共同の開催であった. 多値論理フォー
ラムとしては始めての海外での開催となった.

4. 第13回多値論理とその応用研究会開催案内

  下記の日程で, 第13回多値論理とその応用研究会が開催されます
ので, 奮ってご参加下さいますようお願い致します.

              記
日時:平成12年1月8日(土)
      (研究会終了後、簡単な懇親会を予定しています.)
場所:明治大学リバティータワー19階119FG室
      (JRお茶ノ水駅下車 徒歩3分)
申込・原稿締切日:
               講演申込締切 平成11年10月12日(火)
               原稿締切     平成11年12月13日(月)
申込・原稿送付先:
      〒939-0398 富山県射水郡小杉町黒河5180
                 富山県立大学工学部電子情報工学科
                 高木 昇
                 Tel: (0766)56-7500 内線461
                 Fax: (0766)56-8022
                 E-mail: takagi{at}pu-toyama.ac.jp

5. 会計報告

  平成10年度会計と平成11年度予算案の資料をご希望の方は会計担当
幹事の弓仲までご連絡下さい.

6. 多値論理研究ノートの配布について

  今回の多値論理フォーラムは、”First Korea-Japan Joint Symposium on
Multiple-Valued Logic”として開催されていますので、標記ノートは同シ
ンポジュウムのPROCEEDINGSになります。ただし現在、これを配布できる状
況にありませんので、何らか配布方法を検討中です。

7. 第34回多値論理研究会総会議事録

日時:1999年8月28日(土) 9:00~9:50
場所: Kyongju Education Culture Center (韓国 慶州)

議題:
  1. 第1回日韓共同多値論理フォーラム(Korea-Japan Joint Symposium on 
     Multiple-Valued Logic(KJJS-MVL))について, 高木開催担当幹事から
     開催状況が報告された. 一般講演件数 日本19件,韓国15件,参加登録
     人数 日本36名,韓国35名程度.本フォーラムのWebページが韓国側で
     作られた(http://chiak.wonju.ac.kr)旨の報告があった.
  2. 弓仲会計担当幹事から平成10年度決算が報告された. 
     また,大和監査委員による監査結果の報告もあり,承認された. 
     続いて, 平成11年度予算案が提案され, 承認された.
     なお,今回の日韓共同多値論理フォーラム開催に対し,韓国側に5万円
     補助を行うことが向殿委員より報告された.
  3. 羽生委員 代理 畑委員より1999年5月20~22日にドイツのFreiburgで
     開催されたISMVL1999の報告が行われた.参加者55名,発表42件であった.
  4. 引続き,畑委員より来年 アメリカ合州国オレゴン州Portlandで開催される
     ISMVL2000についての報告がなされた.開催は2000年5月23~25日,
     原稿〆切は例年通り10月31日である.
     また, 和保委員よりISMVLの翌日(5月26日)のULSI ワークショップ
     開催の紹介があった.
  5. 高木第二種研究会幹事から, 電子情報通信学会第二種研究会
     「第13回多値論理とその応用研究会(座長:石塚委員)」開催案内
     が報告された. 
         開催場所       : 明治大学リバティータワー
         日時           : 平成12年1月8日(土)
         講演申込締切日 : 平成11年10月12日(火)
         原稿締切日     : 平成11年12月13日(月)
     なお,詳細は電子情報通信学会8月号に告知される予定.
  6. 次期委員長の選出について,委員会より,日本大学の
     涌井文雄先生が推薦され,承認された.
  7. 村中委員長より,次回多値論理フォーラム開催候補地および
     開催時期に係る企画案が2案示された.
     日程は2000年7月中旬.草津(ホテル桜井)および木更津(かずさアーク)
     開催案.後日日程,場所を決定する予定.
  8. 亀山委員より, Multiple-Valued Logic -- An International
     Journal -- の日本特集号 "Special Issue on Dreams of Innovative 
      MVL Researches in the 21st Century" の企画が説明された.
     特集号の対象論文は,第1回日韓共同多値論理フォーラム発表論文
     および次回多値論理とその応用研究会発表論文である旨が説明された.
     原稿〆切は2000年2月28日予定.       
  9. 精勤賞が次の2名の会員に贈呈された.町田 元,山本 喜則(累計15回参加)
     (敬称略,順不同)

8. 新入会員のご案内(敬称は省略させて頂きます.)

[正会員]
○串間 宗夫(宮崎県立宮崎工業高等学校)

[学生会員]
○稲葉 基(宮崎大学)
○沈 靖(宮崎大学)
○首藤 真(宮崎大学)