多値論理研究会
多値論理研究会ニュースNo.62
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多値論理研究会ニュース MMV VLL MMVV VVLL MM VV VV LL No.62 2003年 11月 MM VV VV LL 発行責任者: 羽生貴弘 MM VV VV LL 編 集 者: 植村哲也 MMMMM VVVV LLLL MMMMM VV LLLL 1. 新委員長挨拶 委員長就任のご挨拶 (東北大学 羽生貴弘) 2003年9月、千葉・木更津で開催された多値論理研究会総会におきまして委員長 を拝命いたしました。前委員長の和保孝夫先生の後任として、微力ながらこの大 役を果たす所存でございます。皆様には変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますよう お願い申し上げます。 本研究会は、諸先輩を始め多くの方々のご努力により、国内ならびに国際的に も多値論理研究の拠点として発展して参りました。本研究会の大きな特徴の一つ は、数学・情報理論から半導体技術に至るまで、幅広い研究分野の専門家が「多 値」をキーワードとして一堂に会し、建設的な意見交換ができるという学際的側 面を有している点であり、一般常識や固定概念に捉われることなく、基礎に立ち 返って研究の本質から議論する場を提供できることだと感じております。この良 い伝統を受け継ぎ、更に発展させることで、皆様の研究活動の推進に少しでもお 役に立てるよう努力したいと存じます。 21世紀を迎え、経済社会生活における先端的科学技術の重要性が益々期待さ れております。特に、利便性のみが重視されてきた時代から、人と機械とが本質 的に共存していくことを前提に、性能向上のみならず高い安全性を有する製品開 発が重要視されております。この実現には、ハードウェア技術のみならず、数学 ・情報理論などのソフトウェア分野との融合が必須であり、まさに本研究会の特 徴そのものです。このチャンスを捉え、社会に向かってインパクトのある提案を していくことも、本研究会の重要な使命の一つではないかと考えております。そ のためには、これまで以上に皆様方から多くの知恵を結集し、議論していく必要 があります。来年1月、北海道・北海道大学で開催予定の第2種研究会、同年夏、 淡路で開催予定の多値フォーラム、カナダ・トロント大学で開催予定のISMV L2004など、いろいろな機会を通じて、そのような雰囲気づくりができればと考 えております。 皆様の今後益々のご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。 2. 新役員紹介 (任期: 2003年10月~2005年9月) 委員長 羽生 貴弘 (東北大学) 庶務担当幹事 望月 明 (東北大学) 技術担当幹事 高木 昇 (富山県立大学) 広報担当幹事 植村 哲也 (北海道大学) 会計担当幹事 菊池 浩明 (東海大学) Web広報担当幹事 穂積 隆広 (兵庫大学) 委員 青木 孝文 (東北大学) 委員 河口万由香 (北海道大学) 委員 巽 久行 (筑波技術短期大学) 委員 淡野 公一 (宮崎大学) 委員 長田 康敬 (琉球大学) 委員 グラント ポゴシャン (国際基督教大学) 委員 松本 政之 (東洋大学) 委員 宮川 正弘 (筑波技術短期大学) 委員 山本 喜則 (高崎経済大学) 委員 弓仲 康史 (群馬大学) 会計監事 畑 豊 (姫路工業大学) オブザーバー 石塚 興彦 (宮崎大学) オブザーバー 亀山 充隆 (東北大学) オブザーバー 北橋 忠宏 (関西学院大学) オブザーバー 笹尾 勤 (九州工業大学) オブザーバー 中島 恭一 (富山県立大学) オブザーバー 樋口 龍雄 (東北工業大学) オブザーバー 町田 元 (一橋大学) オブザーバー 向殿 政男 (明治大学) オブザーバー 村中 徳明 (関西大学) オブザーバー 涌井 文雄 (日本大学) オブザーバー 和保 孝夫 (上智大学) 敬称略 五十音順 3. 第26回多値論理フォーラム 報告 (開催担当幹事 涌井文雄) 第26回多値論理フォーラムが、千葉県木更津市のかずさアカデミアホールで、 9月4日(木)-6日(土)の期間に開催された。5月に開催されたISMVL会場 (明治大学)に続いての関東地方開催とのことで、参加者数も39名を数えて、 有意義な研究討論会となった。ここで、町田元(一橋大学教授)と菊野玲子 (あずさDNA研究所)の各講師による特別講演の他、一般講演では14件の発表 があった。 4. 第17回多値論理とその応用研究会開催案内(第2種研幹事 長田 康敬) 下記のように, 第17回多値論理とその応用研究会が開催されますので, 奮って ご参加下さいますようお願い致します. 第15回多値論理とその応用研究会 座長 村中 徳明 (関西大) 目的 多値集積回路は、配線ボトルネックを解決するブレークスルーを与えるものとして 有用であることが明らかになっています。また、多値論理は、真と偽との二つの状態 のみを取り扱う古典論理では表現できない世界を認め、これを表現し、利用する ヒューマンフレンドリーな論理です。 コンピュータサイエンスという観点からすると、多値情報処理は、例えば、論理設 計等に有効に利用され、高速化、チップ面積の減少等に大きく寄与しています。また、 ファジィ論理も多値論理の一種として古くから取り扱われ、研究されてきました。 本研究会は、多値論理研究会と共催で、これら多値論理を論理学、数学、論理設計、 フォールトトレラント、ファジィ、人工知能等の側面から眺め、これらについての基 礎と応用について意見交換と討論を行なうことを目的としています。 日時 平成16年(2004年) 1月 9日(金) 午後 1月10日(土) 午前 会場: 北海道大学学術交流会館 (〒060-0808 札幌市北区北8条西6丁目) 会場の地図等の情報 http://www.hokudai.ac.jp/bureau/map/map4.htm 会場担当幹事 北海道大学工学部 河口 万由香 TEL : 011-706-6805 E-mail : mayuka{at}main.eng.hokudai.ac.jp 応募の資格 特になし 申込・原稿締切日 講演申込締切 10月10日(金) 原稿締切 12月 5日(金) 申込・原稿送付先 琉球大学工学部電気電子工学科 長田 康敬 〒903-0213 沖縄県西原町字千原1番地 Tel: 098-895-8687 Fax: 098-895-8708 E-mail: ngt{at}eee.u-ryukyu.ac.jp 主催 ディペンダブルコンピューティング研究会 共催 多値論理研究会 5. 第38回多値論理研究会総会議事録 (庶務担当幹事 淡野 公一) 日 時:9月5日(金) 16:00~17:00 場 所:かずさアカデミアホール201A中会議室 報告及び審議事項: 1)会計報告・監査報告・予算案(菊池幹事,松本監査) 菊池会計幹事より,平成14年度の会計報告及び平成15年度予算案が提案され, 認められた。また,松本会計監査より,会計に誤りが無いことの報告がなされた。 2)第26回多値論理フォーラム開催状況(涌井オブザーバ) 開催担当幹事となっている涌井オブザーバより,発表件数16件(内2件は, 特別講演),参加者総数39名である旨,説明があった。 3)次回多値論理フォーラムの開催について(畑幹事) 次回の多値論理フォーラムの開催担当幹事を畑幹事に依頼し,開催場所の第一 候補として,淡路のウエスティンホテルとすることが承認された。日程につい ては,9月5日~7日の案が出されたが,日程を含む詳細については,畑幹事より メールにて説明されることとなった。 4)第2種研究会準備状況(河口委員) 次回(第17回)第2種研究会の開催担当幹事となっている河口委員より,日時, 場所について,以下の通り説明がなされた。 日 時:平成16年1月9日(金)午後 から 1月10日(土)午前 場 所:北海道大学学術交流会館 5)ISMVL2003実施報告及びISMVL2004,ULSIワークショップ準備状況 ●ISMVL2003実施報告(高木委員,畑幹事):明治大学にて行われたISMVL2003 の実施報告がなされた。参加者総数105名で,ここ数年 では最も多い参加者数 となり,委員への感謝が述べられた。また,会計報告が畑幹事よりなされ, 承認された。 ●ISMVL2004準備状況(羽生委員):次回開催予定のISMVL2004のCFPが配付され, それに沿って説明がなされた。日程等は次の通りで ある。また,完全な電子 投稿であり,論文投稿の締切等が厳しくなることが予想されるため,ご注意 頂くよう説目がなされた。 日 時:2004年5月19日 から 22日 場 所:トロント大学(カナダ) 論文締切:2003年11月1日 採録通知:2004年 2月1日 カメラレディー論文提出:2004年3月1日 ●ULSIワークショップ準備状況(弓仲委員) 弓仲委員より,第13回ULSIワークショップの準備状況について説明がなされ 論文や講演者の募集があった。 日 時:2004年5月19日(ISMVL2004の前日) 場 所:ISMVL2004と同じ会場 6)表 彰(和保委員長) 日本大学の涌井文雄先生と東洋大学の松本政之先生が皆勤賞(多値論理フォー ラムへの連続10回出席)として表彰された。 7)次期多値論理研究会委員長選出について(和保委員長) 和保委員長が,次期の多値論理研究会委員長として東北大学の羽生貴弘先生を 推薦され,認められた。 以上 6. 会計報告(会計担当幹事 菊池 浩明) 平成14年度会計と平成15年度予算案の資料をご希望の方は会計担当 幹事の菊地までご連絡下さい. ---------- お詫び: 当方の不手際により、2003年10月末に発行される予定の第62回多値論理研究会 ニュースが11月末にずれ込んでしまいました。 ご迷惑をお掛け致しました関係諸氏に深くお詫び申し上げます。 (広報担当幹事 植村)