多値論理研究会

多値論理研究会ニュースNo.72

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      多値論理研究会ニュース

          MMV          VLL
          MMVV        VVLL
          MM VV      VV LL                     No.72  2008年10月
          MM  VV    VV  LL                     発行責任者: 高木 昇
          MM   VV  VV   LL                     編  集  者: 森 雄一郎
       MMMMM    VVVV    LLLL
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掲載事項

 1. 第31回多値論理フォーラム報告
 2. 第22回多値論理とその応用研究会開催案内
 3. 第57回多値論理研究会委員会議事録
 4. 第43回多値論理研究会年次総会議事録
 5. 会計報告
 6. 多値論理フォーラム優秀発表賞報告


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 1. 第31回多値論理フォーラム報告
                (開催担当幹事:長田 康敬・島袋 勝彦)

   第31回の多値論理フォーラムは,2008年9月12日より2日間,沖縄県那
  覇市にある沖縄産業支援センターにおいて開催され, 学生10名を含む計
  36名が参加した. また, 15件の講演発表があり, 学生を含めて若手の活
  躍が目立ち, 活発な質疑応答が行われた.12日の研究発表終了後には,
  発表会場すぐ近くの琉球レストラン「琉球Jasmine」で懇親会が行われ,
  31名の参加で, 盛況であり親睦を深めることができた. なお, 今回の多
  値論理フォーラムはISMVL09と同じ会場(沖縄産業支援センター)で行わ
  れ, ISMVL09へ向けての研究のさらなる発展が期待されます.

   台風のため, 開催が危ぶまれたが, 無事に全日程を終了することがで
  きた. 沖縄の青い空と青い海を楽しみに参加された方もおられたのでは
  ないかと思いますが, 残念ながらフォーラム開催中は台風の影響で, 曇
  り空の時折小雨がぱらつくすっきりしない天気ではあったが, 逆に, 9
  月の沖縄としては涼しく過ごせ, 研究発表の討論や懇親会では盛り上
  がったのではないかと思います.
 
   会場となった沖縄産業支援センターは那覇空港に近く, タクシーを利
  用すれば商店街(国際通り周辺)への移動も便利です. 多値論理フォーラ
  ムに参加された皆様を含めて来年5月に開催されるISMVL09での多数のご
  発表・ご参加をよろしくお願い致します. ローカルアレンジでは何かと
  至らない点もあったかと思いますが, ISMVL09では万全を期して準備す
  る所存ですので, 皆様のご協力もよろしくお願い致します. また沖縄で
  お会いしましょう.

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 2. 第22回多値論理とその応用研究会開催案内
                     (第2種研幹事:穂積 隆広)

   下記のように, 第21回多値論理とその応用研究会が開催されますので,
  奮ってご参加下さいますようお願い致します.


         第22回 多値論理とその応用研究会について

  座長:和保 孝夫(上智大学)

  目的: 半導体微細化技術の飛躍的な進歩が情報処理・通信システムの
     目覚ましい性能向上の原動力になってきたが、近年、微細化によ
     るLSI性能向上の限界が次第に現実化しつつあり、それを打破
     すべく、デバイス・回路からアーキテクチャにおよぶ広い領域で
     様々な試みが精力的に研究されている。
      「0」と「1」だけでは表現できない世界を考察する多値論理
     の歴史は古く、論理設計に利用されてきたほか、LSIの高速
     化、小チップ面積化に有効な手法として研究が進められてきた
     が、テクノロジの限界が近づきつつある今、それを打破する新た
     な可能性を秘めた有力な手法の一つとして、多値論理が注目を集
     めている。例えば、冗長性を含む多値アルゴリズムは、特性変動
     が大きいデバイスを前提とするナノコンピューティングとの整合
     性が良く、革新的なナノアーキテクチャの実現につながる可能性
     がある。
      本研究会は、多値論理研究会と共催で、論理学、数学、論理設
     計、フォールトトレラント、ファジィ、人工知能等の側面から、
     また、デバイス、回路技術の観点から、多値論理の基礎とその応
     用について最新の研究成果を発表すると共に、分野の壁を越えた
     様々な研究者の間で意見交換と討論を行うことを目的としていま
     す。

  日時: 平成21年 1月 10日(土) 午後
           1月 11日(日) 午前

  会場: 群馬大学工学部(群馬県桐生市)

  会場担当幹事:
      群馬大学工学部電気電子工学科 弓仲 康史
      TEL:0277-30-1790 FAX:0277-30-1707
      E-mail:yuminaka{at}el.gunma-u.ac.jp

  多値論理研究会のホームページ:
      http://ei-www.hyogo-dai.ac.jp/~hozumi/jmvl/

  応募の資格:特になし

  申し込み・原稿締切日:
      講演の申し込みは下記の申込先に講演題目と著者の一覧(所属
      含む)をお知らせください.申込の受付後,原稿執筆に関する
      案内を送付させて頂きます.

      講演申し込み締切  平成20年10月10日(金)
      原稿締切      平成20年11月29日(土)

  申し込み・原稿送付先:
      〒675-0101 加古川市平岡町新在家2301
      兵庫大学 経済情報学部 穂積 隆広
      TEL : 079-427-9938
      FAX : 079-427-5112
      E-mail : hozumi{at}hyogo-dai.ac.jp

  主催: ディペンダブル コンピューティング研究会

  共催: 多値論理研究会
  
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 3. 第57回多値論理研究会委員会議事録
                     (庶務担当幹事:荒木 智行)

  日時:平成20年9月12日(金) 12:00-13:00
  場所:沖縄産業支援センター 3階 小会議室 309
     〒901‐0152 沖縄県那覇市字小禄1831番地1
  参加者(敬称略):高木,弓仲,菊池,森,穂積,上浦,淡野,
           長田,松本,巽,畑,涌井,荒木(記録) 計13名

  議 事

  【報告事項】

   1.第31回多値論理フォーラムの開催状況(長田先生)

     開催担当の長田先生より,台風接近中の参加にお礼を述べられ,
     続いて以下の報告があった.

     ・投稿件数は16件,このうち台風による航空機の都合でキャンセ
      ルが1件あり,開催期間中に合計15件の発表を予定している.
     ・参加者数は9/12午前の時点で38名(研究会会員及び発表学生32
      名+見学者6名),9/13日からの参加が4名予定されているの
      で,両日を通して合計42名の参加の予定である.

   2.ISMVL2009日本開催について(弓仲先生(亀山先生代理))

     ISMVL2009実行委員長の代理で弓仲技術担当幹事より,以下のこ
     とが報告された.・積極的に論文投稿をして欲しい.

     ・スペシャルセション(SS)が計画されている.積極的な企画を
      お願いしたい.
     ・ISMVL, SSともに広い範囲の分野の人にメールで連絡している.
     ・既に多値論理のWebページからISMVL2009のページ,論文投稿シ
      ステムにもリンクしている.
     ・電子情報通信学会での特集号も計画予定.
     ・ULSI WS (ISMVL前日), Reed‐Muller(ISMVL終了後)への積
      極的な参加もお願いしたい.

   3.その他

     特になし.

  【審議事項】

   1.第22回第2種研究会について(弓仲先生)

     次回の第2種研究会開催担当幹事である弓仲先生より,配布資料
     にしたがい提案され審議された.概略は以下のとおり.

     ・日時:1月10日(土)~11日(日)
     ・場所:群馬大学工学部「桐生キャンパス」の総合研究棟5F
     ・東京方面からは私鉄(東武伊勢崎線 浅草,北千住から)が便利.
     ・宿泊は,JR桐生駅周辺のホテルを推奨.
     ・補助金として桐生市より5万円を受けられると報告があった.

   2.第32回多値論理フォーラムについて(高木先生(河口先生代理))

     2009年夏開催予定の多値論理フォーラムについて,開催担当幹事
     の河口先生の代理で高木委員長から,配布資料にしたがい以下が
     提出され議論された.

     ・第32回多値倫理フォーラムは,北海道大学での開催を提案.
      承認された.
     ・日程:8月最終週から9月中旬の2日間で実施.
      他学会等の会議となるべく重複しないよう次回委員会で決定する.
     ・日本知能情報ファジィ学会北海道支部から共催の打診あり(開
      催費用の一部負担の申し出もある),基本的に共催の申し出を
      受諾することで承認された.なお,著作権など細部については
      事務局と北海道支部間で詰めることとなった.

   3.2007年度決算報告,2008年度予算案(菊池先生,荒木)

     菊池会計担当幹事および荒木庶務担当幹事より,H19年度の会計
     決算案およびH20年度の予算案が提出され説明がなされた.決算
     案および予算案ともに承認された.

   4.総会議題について(高木先生)

     ・委員会同日に計画されている総会の議題について提案された.
      複数の項目の修正が議論され,承認された.
     ・松本委員より,総会にて(植田先生から)他学会の研究会案内
      を行いたい旨,提案され承認された.

   5.ノート作成について(高木先生)

     高木委員長より,過去の委員会からの懸案を総括した形で提案さ
     れた.概要は次の通りである.
     「フォーラムの多値論理研究ノートは,次回の北海道のフォーラ
     ムより,印刷製本し会場にて参加者に配布する.印刷製本費は,
     フォーラムの参加者に負担していただく.参加しなかった会員に
     はWebでの電子配布のみとする.」
     なお,印刷製本は開催担当幹事に一任する.

   6.その他

     審議事項ではないが,高木委員長より,5.の審議に関連し,第
     2種研究会の資料の作成や,開催補助について,和保座長の参考
     意見が紹介された.委員会で検討の上,多値技法の印刷製本費
     は,参加者に資料代として負担して頂くことが相応しいとの意見
     の一致をみた.

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 4. 第43回多値論理研究会年次総会議事録
                     (庶務担当幹事:荒木 智行)

  日時:平成20年9月12日(金) 16:40-17:00
  場所:沖縄産業支援センター 3階 大会議室
     〒901‐0152 沖縄県那覇市字小禄1831番地1
  参加者:31名

  【報告事項】

   1.第31回多値論理フォーラムの開催状況(長田先生)

     開催担当の長田先生より,台風接近の中の参加のお礼と共に,以
     下の報告があった.

     ・今回の多値論理フォーラムは,ISMVL2009の予行演習の形で開
      催されている.2009年5月のISMVLは,今回のフォーラムと同じ
      場所で開催されるので,積極的に参加して欲しい.
     ・参加者数は9/12午前の時点で38名
      (研究会会員及び発表学生32名+見学者6名),
      13日からの参加が4名予定されているので,両日を通して合計
      42名の参加の予定である.発表件数は16件(内1件は,台風接
      近によりキャンセル)の予定である.

   2.ISMVL2009日本開催について(弓仲技術担当幹事)

     弓仲先生よりISMVL2009の開催概要が次の通り報告された.

    (概略)
     ・日時:2009年5月21~23日
     ・場所:沖縄産業支援センター
     ・既に多値論理のWebページからも,ISMVL2009のページ,論文投
      稿システムにもリンクしている.
     ・電子情報通信学会での特集号も計画予定.
     ・ULSI WS (ISMVL前日), Reed‐Muller(ISMVL終了後)への積極
      的な参加もお願いしたい.

   3.第22回第2種研究会準備状況(弓仲技術担当幹事)

     第22回第2種研開催担当幹事の弓仲先生より,研究会の概要が次
     の通り報告された.

    (概略)
     ・日時:1月10日(土)~11日(日)
     ・場所:群馬大学工学部「桐生キャンパス」の総合研究棟5F
     ・東京方面からは新幹線より私鉄(東武伊勢崎線 浅草,北千住
      から)が便利.
     ・宿泊は,JR桐生駅周辺のホテルを推奨.

   4.その他

     東洋大学,植田先生より「日本知能情報ファジィ学会 合同シン
     ポジウム 第17回北信越支部シンポジウム & 第32回関東支部
     ワークショップ&第3回人間共生システム研究会」の開催案内が
     報告された.

  【審議事項】

   1.第32回多値論理フォーラム開催について(高木先生)

     2009年の多値論理フォーラム開催内容が次のように提案され承認
     された.

     ・開催担当幹事:河口万由香先生(北海道大学)
     ・開催場所:北海道大学大学院情報科学研究科
     ・日程:8月最終週から9月中旬の2日間で実施.他学会等の会議
      となるべく重複しないよう次回委員会で決定する.
     ・日本知能情報ファジィ学会北海道支部から共催の打診あり(開
      催費用の一部負担の申し出もある),基本的に共催の申し出を
      受諾することが承認された.

   2.H19年度決算・監査報告およびH20年度予算案について
                    (菊池先生(荒木)・巽先生)
     配布資料に基づき,H19年度の決算について説明がなされ,会計
     監査結果についての報告がなされ,承認された.続いてH20年度
     の予算案について提案され,承認された.

   3.その他

     特になし.

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 5. 会計報告
                (会計担当幹事 菊池 浩明・荒木 智行)

   平成19年度会計と平成20年度予算案の資料をご希望の方は会計担当幹
  事の菊池または荒木までご連絡下さい.

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 6. 多値論理フォーラム優秀発表賞報告

  第31回多値論理フォーラムにて講演が行われた以下の論文に対し、優秀
  発表賞が送られた.

  論文名:EVMDDに基づく二変数数学関数の表現法と数値計算回路への応用   
  著者名:永山 忍(広島市立大学),笹尾 勤(九州工業大学)

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