多値論理研究会

多値論理研究会ニュースNo.92

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      多値論理研究会ニュース

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          MM VV      VV LL                     No.92  2019年 6月
          MM  VV    VV  LL                     発行責任者: 本間 尚文
          MM   VV  VV   LL                     編 集 者: 中原 啓貴
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掲載事項
  1. 第42回多値論理フォーラム開催案内
  2. 第29回多値論理とその応用研究会報告
  3. ISMVL2019レポート
  4. 第78回多値論理研究会委員会議事録



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1. 第42回多値論理フォーラム開催案内
                 (開催担当幹事:淡野 公一)

 令和最初の多値論理フォーラムは,神話のふるさと宮崎にて開催させていただくことに
なりました。この多値論理フォーラムは,来年開催されるISMVL2020 in Miyazakiの予行
演習を兼ねています。多くの皆様方のご参加を,心よりお待ちしております。

■ 開催日時:2019年9月14日(土) ~ 15日(日)

■ 会場:ホテルメリージュ宮崎
    URL: https://www.merieges.co.jp
    ・宮崎空港からバスで橘通り3丁目バス停を下車(空港から約30分程度)
    ・宮崎空港から電車で宮崎駅で下車,そこから徒歩で約10分

■ 発表申込締切:8月5日(月)
  以下のフォームを記入し,淡野(tanno{at}cc.miyazaki-u.ac.jp)までお送りください。
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  講演題目:
  著者:
  ご所属:
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■ その他
 宿泊は,会場のホテルメリージュが便利だと思います。航空会社のパックもあると思います。

○申し込み先・問い合わせ先:
  淡野 公一
  〒889-2192
  宮崎市学園木花台西1丁目1番地
  宮崎大学工学部 電気システム工学科
  Phone: 0985-58-7406
  E-mail: tanno{at}cc.miyazaki-u.ac.jp


2. 第32回多値論理とその応用研究会 報告
                                           (開催担当幹事:平山 貴司)

 平成31年1月12日(土),13日(日)に,第2種研究会(第32回多値論理とその応
用研究会)が東京工業大学大岡山キャンパス(東京都目黒区)にて開催され,総
勢で延べ55名と多数の参加者が集まりました.発表については,多値論理を用
いたデジタル/アナログ回路設計技術やニューラルネットワークの応用事例、
量子技術やセキュリティへの応用などについて計16件の発表が行われ,盛会の
うちに終了することができました.ご発表されました皆様をはじめとする参加
者の皆様方には改めて御礼申し上げます.
 なお,次回の第2種研究会(第33回多値論理とその応用研究会)は2020年1月に
兵庫県立大学神戸情報科学キャンパス(兵庫県神戸市中央区)での開催を検討し
ております.皆様の奮ってのご参加をお待ちしております.

        (座長 河口 万由香(北海道大学),幹事 平山 貴司(岩手大学),
                              開催担当幹事 中原 啓貴(東京工業大学))


3.ISMVL2019レポート
                                 (MVL-TC Vice-Chair:弓仲 康史)

2019年5月21〜23日、カナダのFrederictonにおいて、第49回多値論理国際会議(ISMVL2019)が開催された。58名(内日本人17名)の参加のもと、招待講演3件、一般講演35件の活発な討論がCrowne Plaza Fredericton-Lord Beavebrookにて行われた. 招待講演3件は、Stochastic Logic:Mathematical Underpinnings and Practical Applications(Marc Riedel)、Approximate Boolean and Max-plus Matrix Factorizations in Algorithmic Data Analysis(Pauli Miettinen)、Quantum Computing with Noisy Intermediate-scale Devices(Andrew Cross)の3件であり、代数・論理・応用の多岐にわたる最新技術動向が紹介された。また、ISMVL会議の前日にULSIワークショップが開催され、DNN関連を中心とした最先端の研究発表に対し活発な議論が交わされた。
 Awardセレモニーにおいて「Outstanding Contributed Paper Award」が広島市立大の永山先生グループ、「Long Term Contribution Award」が今回のSymposium ChairでもあるGerhard Dueck先生にそれぞれ授与された。また、若手のハードウェア関連の研究者に贈られる「Kenneth C. Smith Early Career Award for Microelectronics Research」賞は小山高専の飯島先生に授与された。
 今回のISMVLは、日本との時差12時間、気温差20度以上という厳しい条件であったが、Saint John川に面したFrederictonのコンパクトな市街地で充実した議論が行われると共に、隣接した美術館でのレセプションや1800年代の暮らしを再現したKings Landingでのバンケットなどが好評であった。Symposium ChairのDueck先生に改めて感謝したい。 
 次回のISMVLは、2020年5月20〜22日に宮崎で開催され、ISMVL50周年記念企画が日本の多値論理研究会を中心に検討されている。多値論理研究会会員の皆様に積極的な投稿をお願いしたい。また、ISMVL2021はカザフスタンの首都であるヌルスルタン(旧称アスタナ)で開催されることが承認された。 


4.第78回多値論理研究会委員会 議事録
                         (庶務担当幹事:夏井 雅典)

日時:2019年 1月13日(日) 12:35〜14:00
会場:東京工業大学 大岡山キャンパス

報告事項
1 多値論理とその応用研究会開催状況
  中原先生から第32回多値論理とその応用研究会の開催状況が報告された.
  ・発表件数:16件
  ・参加者数:1日目 29名/2日目 26名

2 多値フォーラム優秀発表・奨励賞の選定結果報告
  永山先生から昨年の多値論理フォーラムでの受賞結果が報告された.
  ・優秀発表賞 該当なし
  ・奨励賞 宮田大輔(東北大学)

3 ISMVL2019の投稿状況
  本間先生からISMVL2019の投稿状況が報告された.
  ・投稿件数61件

4 ULSIWS2019開催準備状況
  夏井からULSIWS2019の準備状況が報告された.

5 第42回(2019年)多値論理フォーラム開催準備状況
  淡野先生から多値論理フォーラム(宮崎開催)の準備状況が報告された.
  ・開催地:ホテルメリージュ
  ・日時:2019年9月14日(土)〜15日(日)

6 ISMVL2020開催準備状況
  淡野先生からISMVL2020の準備状況が報告された.
  開催50周年を記念したイベントについて,自由闊達な意見が交わされ,
  ・50年間を通した技術の移り変わりの統計
  ・長年貢献されている方への Contribution Award の贈呈と記念講演
  ・過去の写真やデータを収集して展示あるいは配布
  といった意見が上がった.
  Chair の畑先生を中心にWGを構成し,引き続き検討を進めることとなった.

  また,日本開催の際に企画しているIEICE特集号についても,例年通り
  企画することとした.

7 皆勤賞・精勤賞について
  夏井から前回多値論理フォーラムにおいては該当者がいなかったこと
  が報告された.

8 その他
  中原先生からフォーラムの歴代表彰リストの多値論理研究会ホームページ
  への掲載を進めていることが報告された.

審議事項
9 次回(2020年1月)多値論理とその応用研究会について
  河口先生から兵庫県立大学 神戸情報科学キャンパスでの開催が提案され,
  了承された.開催日時は2020年1月11日(土)〜1月12日(日)とした.

10 第43回(2020年9月)多値論理フォーラム開催候補地について
  本間先生から小山もしくはその周辺での開催が提案され,了承された.
  ローカル担当幹事は小山高専の飯島先生に依頼することとした.

11 表彰基準の緩和について
  本間先生から多値論理フォーラムの表彰基準の緩和について提案があった.
  2種研の講演に対する表彰についても検討すべきではとの意見が上がり,
  素案を作成の上,次回委員会で議論することとした.

以上.