多値論理研究会

多値論理研究会ニュースNo.93

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      多値論理研究会ニュース

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          MM VV      VV LL                     No.93    2020年 10月
          MM  VV    VV  LL                     発行責任者: 永山 忍
          MM   VV  VV   LL                     編 集 者: 平山 貴司
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掲載事項

1. 新委員長挨拶
2. 新役員紹介
3. 第43回多値論理フォーラム報告
4. 第34回多値論理とその応用研究会開催案内
5. 第81回多値論理研究会委員会議事録
6. 第55回多値論理研究会年次総会議事録
7. 会計報告
8. 多値論理フォーラム論文賞報告

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1. 新委員長挨拶
                                                  (広島市立大学 永山 忍)

 このたび2020年9月の初のオンライン開催での総会にて, 2022年9月までの2年間, 多値論理研究会の委員長を拝命いたしました.歴史と伝統ある本研究会の委員長を務めることとなり,大変光栄であるとともに,身が引き締まる思いです.これまでの諸先輩方が紡いでこられた糸を今後も伸ばしていければと思いますので,ご指導とご鞭撻のほど,よろしくお願い申し上げます.
 多値論理研究会のこれまでの歴史を紡いだ糸に例えましたが,数学,論理,回路,安全,福祉,ヘルスケアなど非常に幅広い分野の研究者が集い,研究者間交流をする様は,まさに糸が紡がれているがごとく,新たな価値が創造されている瞬間のように思います.特に近年注目を集めているヘルスケアや人工知能,およびセキュリティなどの分野との多値論理の融合技術を目の当たりにできるのは,この研究会ならではの魅力ではないかと存じます.このような魅力が守られてきたのは,多値論理のベースとなる数学,論理,回路などの基盤研究が絶えず発展してきたためであることは言うまでもありません.新領域への挑戦を温かく受け入れ,多岐にわたるアドバイス・コメントで後押ししてくれる素晴らしい伝統をしっかりと受け継ぎ,多くの価値ある技術を紡げる場を提供し続けることができるよう研究会運営に勤しみたく存じます.
 今後も,電子情報通信学会主催の多値論理とその応用研究会と協力しまして,冬の研究会・秋のフォーラムを開催していく予定です.新型コロナウィルスの影響から,現時点では開催地の見通しを立てにくい状態ではありますが,この度のフォーラムでオンライン開催の実績も得ましたので,研究会活動は継続したいと思います.ご理解とご協力のほど,よろしくお願い申し上げます.今後変更の可能性もありますが,現時点での開催予定地は以下の通りです.
 2021年1月 オンライン
 2021年9月 東京 or オンライン
 2020年1月  東京理科大
 2020年9月 未定
 新型コロナウィルスの影響に負けず,これらの取組みを実現するためには, 皆様方のご協力が必要不可欠です.特に,このところ若手研究者の当研究会への入会が少なく,新規会員の増加が本研究会の喫緊の課題となっていますので,皆様から課題解決に向け,お知恵を拝借できればと思います.どうぞ, 多値論理研究会へのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます.

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2. 新役員紹介 (任期: 2020年10月〜2022年9月)

委員長 永山 忍 (広島市立大学)
庶務担当幹事 飯島 洋祐(小山高専)
技術担当幹事 夏井 雅典(東北大学)
会計担当幹事 上野 嶺(東北大学)
会計監事 河口 万由香(北海道大学)
広報担当幹事 平山 貴司(岩手大学)
委 員 青木 孝文
委 員 植村 哲也
委 員 上浦 尚武
委 員 中原 啓貴
委 員 菊池 浩明
委 員 グラント ポゴシャン
委 員 小橋 昌司
委 員 長田 康敬
委 員 穂積 隆広
委 員 松本 政之
委 員 宮内 亮一
オブザーバー 荒木 智行
オブザーバー 井口 幸洋
オブザーバー 石塚 興彦
オブザーバー 亀山 充隆
オブザーバー 北橋 忠宏
オブザーバー 笹尾 勤
オブザーバー 高木 昇
オブザーバー 巽 久行
オブザーバー 淡野 公一
オブザーバー 中島 恭一
オブザーバー 畑 豊
オブザーバー 羽生 貴弘
オブザーバー 樋口 龍雄
オブザーバー 本間 尚文
オブザーバー 町田 元
オブザーバー 向殿 政男
オブザーバー 村中 徳明
オブザーバー 弓仲 康史
オブザーバー 涌井 文雄
オブザーバー 和保 孝夫

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3. 第43回多値論理フォーラム報告
                                              (開催担当幹事:飯島 洋祐)

 本年の多値論理フォーラムは、新型コロナ感染症の影響を考慮し、9月5日(土)に初のオンライン(Zoom)開催で実施しました。
 初のオンライン開催でありましたが、発表件数は10件、参加者数43名でした。今回のフォーラムは、当初は栃木県鬼怒川温泉での開催予定でしたが、新型コロナ感染症の影響を考慮しての急遽の開催方法変更でオンライン開催となりました。急遽の変更にも関わらず、多くの方に参加頂き、充実した研究会を開催することができました。
 開催にあたりご協力しただきました多数の皆様に感謝して報告を終わりたいと思います.

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4. 第34回多値論理とその応用研究会開催案内
                                       (開催担当幹事:平山 貴司、長田 康敬)

 2021年1月にオンライン開催にて第34回多値論理とその応用研究会が開催されます。
奮ってご参加下さいますようお願い致します.

座長:  弓仲 康史(群馬大学)
目的:
 半導体微細化技術の飛躍的な進歩が情報処理・通信システムの目覚ましい性能向上
の原動力になってきたが、近年、微細化によるLSI性能向上の限界が次第に現実化
しつつあり、それを打破すべく、デバイス・回路からアーキテクチャにおよぶ広い領
域で様々な試みが精力的に研究されている。
 「0」と「1」だけでは表現できない世界を考察する多値論理の歴史は古く、論理
設計に利用されてきたほか、LSIの高速化、小チップ面積化に有効な手法として研
究が進められてきたが、テクノロジの限界が近づきつつある今、それを打破する新た
な可能性を秘めた有力な手法の一つとして、多値論理が注目を集めている。例えば、
冗長性を含む多値アルゴリズムは、特性変動が大きいデバイスを前提とするナノコン
ピューティングとの整合性が良く、革新的なナノアーキテクチャの実現につながる可
能性がある。
 本研究会は、多値論理研究会と共催で、論理学、数学、論理設計、フォールトトレ
ラント、ファジィ、人工知能等の側面から、また、デバイス、回路技術の観点から、
多値論理の基礎とその応用について最新の研究成果を発表すると共に、分野の壁を越
えた様々な研究者の間で意見交換と討論を行うことを目的としています。

日時:  令和3年 1月9日(土)9:30-18:00 (時間は予定)
会場:  オンライン開催(使用するツールは別途ご案内します)
オンライン実行幹事: 長田 康敬(琉球大学)
応募の資格:  特になし

申し込み・原稿締切日:
        発表申し込み締切 令和2年10月15日(木) (延長しました)
        原稿提出締切     令和2年11月20日(金)
        ※ご発表をお申し込みいただいた時点で、下記の条件で多値論理研究会が
      発行する媒体(ウェブ、資料集、CD-ROM、USBメモリ等)での使用・公開に
	  ご承諾いただけたものと判断いたします。

申し込み・原稿提出先:
        岩手大学理工学部 システム創成工学科 知能・メディア情報コース 平山貴司
        〒020-8551 岩手県盛岡市上田4-3-5
        TEL : 019-621-6377  FAX : 019-621-6477
        E-mail : hirayama{at}cis.iwate-u.ac.jp

主催:  ディペンダブルコンピューティング研究会
共催:  多値論理研究会

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5. 第81回多値論理研究会委員会議事録
                                            (庶務担当幹事:夏井 雅典)

日時:2020年 9月5日(日) 12:15〜13:15
会場:オンライン

報告事項
1 第43回多値論理フォーラム開催状況報告
  飯島先生から多値論理フォーラムの開催状況が報告された.
  ・発表件数:10件
  ・参加者数:34名

2 2種研 優秀論文賞・論文賞の選定結果報告
  飯島先生から2種研での受賞結果が報告された.
  ・優秀論文賞 該当なし
  ・論文賞 小泉智明(上智大学)

3 ISMVL2020開催準備状況
  畑先生からISMVL2020の準備状況が報告された.

4 功績賞・貢献賞
  夏井から該当なしであったことが報告された.

5 その他
  なし

審議事項
6 会計報告
  会計担当幹事の平山先生より令和元年度の多値論理研究会の会計報告,
  および,令和2年度予算案の提案が行われた.
  支払時期の関係で令和元年度会計に計上されなかった通信・印刷費に
  ついては,次年度予算に繰り込むことが提案され,承認された.

7 会計監査報告
  会計監査の永山先生により会計処理が適切に行われていることが報告された.
  以上の報告をもとに審議が行われ承認された.

8 第34回 (2021年1月)多値論理とその応用研究会について
  弓仲先生から第34回 (2021年1月)多値論理とその応用研究会について以下の
  提案があり,了承された.

  会場:オンライン(当初予定:沖縄・那覇)
  日時:2021年1月9日(土)
  申込〆切:2020年10月7日(水)
  原稿〆切:2020年11月20日(金)
  会場担当幹事:長田先生

9 第44回 (2021年9月)多値論理フォーラムについて
  中原先生から第44回 (2021年9月)多値論理フォーラムについて以下の提案
  があり,了承された.

  会場:都内 or オンライン
  日時:2021年9月
  会場担当幹事:中原先生

  開催形式についてはCOVID-19感染拡大の状況を考慮し,次回委員会で決定
  することとした.

10 今後の研究会開催について
  今後の研究会について夏井から説明があった.
  また,2022年1月の2種研究会開催地について,弓仲先生から東京理科大開催
  の提案があり,了承された.
  
  2021年1月 2種研究会 東京理科大(宮内先生)

11 次期幹事団について
  本間先生から,次期委員長として永山先生が推薦され,全会一致で承認された.
  また,宮内先生の運営委員への参画が提案され,承認されるとともに,ご本人
  からも了承を頂いた.

12 総会議題
  総会議題について確認が行われ,了承された.

13 その他
  なし

以上.

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6. 第55回多値論理研究会年次総会議事録
                                            (庶務担当幹事:夏井 雅典)

日時:2020年 9月5日(日) 15:20〜
会場:オンライン

報告事項
1 第43回多値論理フォーラム開催状況報告
  飯島先生から多値論理フォーラムの開催状況が報告された.
  ・発表件数:10件
  ・参加者数:34名

2 ISMVL2020開催準備状況
  畑先生からISMVL2020の準備状況が報告された.

3 会計報告
  会計担当幹事の平山先生より令和元年度の多値論理研究会の会計報告,
  および,令和2年度予算案の提案が行われた.

4 会計監査報告
  会計監査の永山先生により会計処理が適切に行われていることが報告された.

5 今後の研究会開催について
  今後の研究会について夏井から説明があった.

6 功績賞・貢献賞
  夏井から該当なしであったことが報告された.

7 次期幹事団について
  本間先生から,次期委員長として永山先生が推薦され,全会一致で承認された.

8 2種研 論文賞の受賞結果が報告されるとともに,表彰式が行われた.
  ・論文賞 小泉智明(上智大学)

以上.

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7. 会計報告
                                                  (会計担当幹事:平山 貴司)

 2019年度会計と2020年度予算案の資料をご希望の方は会計担当幹事の平山までご連絡ください。

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8. 多値論理フォーラム論文賞報告
                                                  (技術担当幹事:飯島 洋祐)

  第43回多値論理フォーラム(2020年9月開催)にて発表された論文に対して,聴講した会員により投票が行われた結果,以下の論文にMVL論文賞が贈られることとなった.MVL優秀論文賞については,規定の得票を満たさなかったため今回は該当者なしとなった.

MVL論文賞: 常時微動計測による木造家屋の損傷と健全性評価に向けた固有振動数検出による木造建造物ヘルスモニタリング回路の開発
山本 輝弥(小山高専),横内 基(国士舘大学),飯島 洋祐(小山高専)